素人の園芸録

素人が園芸をしていく中の成長記録や使用機材の紹介をしていきます

夏型の多肉植物である『塊根植物』の置き場所を考える


最近は暑さも和らいですっかり秋になりましたね。秋になると春秋型の多肉植物が生育期に入るので多肉植物を管理している人は成長を楽しんでいると思います。私も春秋型の多肉植物をいくつか育てているので、その成長を楽しんでいます。

しかし、その横には置き場所を気を付けてあげなければならない植物たちもいます。

それは『塊根植物』です。彼らは夏型の多肉植物のため、寒さには弱い性質のものが多いです。種類にもよりますが気温が10℃を下回ったら気を付けてあげたほうがいいです。天気予報を見ると関東地方は夜になると15℃を下回る日が増えてきました。そろそろ休眠期の準備をしてあげたほうがいいです。

置き場所を変えてあげる

水やりの頻度を減らす

基本的に上記の2つを変えてあげます。塊根植物でも種類によって若干異なるので自分が育てている植物の冬の管理方法を調べておきましょう。

置き場所を変えてあげる

塊根植物は寒さに弱い傾向があります。種類にもよりますが、10℃を下回ったら移動するもの、5℃を下回った移動するものが多いようです。個体によっては一晩寒い野外に出したままにして枯れてしまうことがあるので要注意です。気温が10℃以上あっても置いてある場所や風の強さで体感温度が下がることもあります。不安がある場合は早めに室内に移動してあげるようにしてください。また、室内でも気温が10以上ある日の当たる場所に置くようにしてください。当然ですが、室内温度も気を付けましょう。

水やりの頻度を減らす

休眠期の間は水の頻度を減らします。また、断水する種類もあります。水の量も少しずつ減らすようにしてください。いきなり断水すると水切れの危険もあります。種類によって違いますが、月に1、2回程度表面の土が湿るくらいに水をあげることが多いようです。

 

休眠期の間は以上のことを気を付けます。肥料や植え替えなどはしないようにしてください。春になり、暖かくなったら少しずつ水をあげて、野外管理に戻すようにします。

そろそろ11月になり、冬が近づいてきたので、気温には気を付けてあげてください。

 

 

断崖の女王の仲間『シンニンギア・ブラータ』の育て方

この植物はシンニンギア・ブラータという塊根植物の一種です。近い仲間で有名なのが断崖の女王『シンニンギア・レウコトリカ』があります。どちらもシンニンギア属の仲間なのでとても似ている植物になります。

 

現在、シンニンギア・ブラータに花が咲きました。シンニンギア属はオレンジ色の筒状の花になっています。本体は5月~7月に花を咲かせるはずですが、秋に咲いてしまいました。今年の春には花が咲かなかったので不思議に思いましたが、まさか、秋に咲くとは…。今年は肥料を例年より多めにあげたのが原因かもしれません。そろそろ休眠期に入ると思います。

 

シンニンギア・ブラータの育て方は他の塊根植物とほぼ同じです。

 

置き場所

 春から秋は半日陰の暖かい野外に置きます。真夏の直射日光は葉焼けを起こしてしますので、強すぎる日差しには注意が必要です。気温が10℃以下になったら部屋の中で管理をします。

水やり

 生育期は土が乾いたらたっぷりと水をあげるようにします。比較的に水切れも根腐れも起こしにくいので、あまり神経質にならずに水をあげることができます。休眠期は土が乾いたら湿らす程度水を与えます。

用土、植え替え

 多肉植物用の用土か観葉植物用の用土を使用しています。ある程度水はけが良いものなら大丈夫だと思います。

植え替えは毎年か2年に1度行ってください。本来、画像のブラータも今年には植え替えをしなければならないはずでしたが、できなかったです。

肥料

 生育期に週に数回液体肥料を与えます。休眠期には与えないでください。

シンニンギア・ブラータは比較的珍しい塊根植物なので、これに出会えたのはラッキーでした。

 

シンニンギア属には他にもカーディナリス、上海の女王フロリアノポリス、ツビフローラなどがあります。シンニンギア属は断崖の女王『シンニンギア・レウコトリカ』が有名ですが、他にもいろいろな仲間がいます。

興味がある人はぜひ探してみてください。

パキポディウムの種類と育て方

 

パキポディウム多肉植物の中で塊根植物と言われている植物の一種です。

幹に棘が多く生えており、塊根と呼ばれている太い幹をしているのが特徴的な植物です。

塊根植物の中でも代表的な種類であり、多くの種類があります。

我が家でも3つほど育てているので写真と合わせて紹介していきます。

パキポディウムグラキリス

パキポディウム・ラメリー

パキポディウム・ホロンベンセ

 

上記の3つを育てています。他にもエブルネウム、サウンデルシー、タッキー、デンシフローラム、ビスピノーサムなど色々な種類があります。同じ種類でも塊根の形は様々で個体や育て方で塊根の姿が変わる面白い植物です。購入するときは自分の好きなものを選んでみてください。昔は多肉植物のイベントや専門店でしか売られていませんでしたが、最近だとホームセンターでも販売しているところがあります。ぜひ、近所のホームセンターを探してみてください。

 

パキポディウムの育て方

種類によって多少違いはあるかもしれませんが、基本的に育て方は同じです。

生育期

 夏型

置き場所

 春から秋は日の当たる屋外に置き、できる限り直射日光を当てる。

 気温が10℃以下になったら室内の明るく暖かい場所に置く。

水やり

 成長期は土が乾いたらたっぷりあげる。特に夏は毎日あげるようにする。

 寒くなり休眠期になったら断水または月に数回あげるようにする。

用土

 水はけが良い用土を使用する。市販されている多肉植物用の用土が最適だと思われる。

肥料

 生育期に液体肥料を週に数回与える

植え替え

 生育期前か生育期に一回り大きい植木鉢に植え替える。毎年か2年に1度行う

 

私は上記の様に育てています。比較的丈夫な種類なので問題なく育つと思います。しかし、過去に何度か枯らしてしまった経験もあります。その原因は「根腐れ」です。雨季に水はけが悪い場所に置いてしまい、根腐れを起こしたことがあります。それからは水はけが良い場所に置いて根腐れは起こらなくなりました。

ペットと観葉植物は一緒にいられるのか?

部屋の中で観葉植物を育てている人は多くいると思います。

そして、同じくらいに部屋の中でペットを飼っている人もいると思います。ペットと観葉植物が共存できるか調べました。

 

観葉植物を傷つける可能性がある

観葉植物を食べてしまう危険性がある

大きく分けて上記の2つの危険性があると思います1つずつ見ていきたいと思います。

観葉植物を傷つける可能性がある

犬や猫が植物を気にして爪で引っかいたり、植木鉢を倒してしまう可能性があります。特に犬にいたずらされた経験がある人が多いようでした。植木鉢を犬の手の届かない位置に移動したり、柵で観葉植物を囲うなどの対策をしている人が多いようです。少々手間ですが、何かしらの対策は必要の様です。しかし、これは犬の個人差があり、我が家では犬と観葉植物は問題なく共存できています。犬が観葉植物にまったく興味がないのがよかったです。犬用のおもちゃを用意したり、一緒に遊んであげているので、いたずらしないだけかもしれませんが。

観葉植物を食べてしまう危険性がある

これはペット側に危険があります。葉っぱに毒性のある観葉植物もあります。ペットを飼っている場合は避けたほうがいい種類も多くあります。

サトイモ科全般(モンステラアンスリウムクワズイモ、ポトス、フィロデンドロン、スパティフィラムなど)

・ドラセナ

・アイビー

・フィカス

多肉植物、サボテン

これからの観葉植物は毒性や棘があるので一緒にするには気をつけてください。具合が悪くなるだけでなく、最悪死亡する危険性もあります。葉っぱに毒性があるものも多く落ちた葉っぱなども安全とは言えません。上記の種類以外にも毒性がある植物もあると思うので観葉植物を置くときは必ず調べてからにしましょう。毒性があるものはペットの触れない位置や部屋に移動することが望ましいと思います。

また、犬や猫だけでなくウサギやフェレットなどを室内で放し飼いしている人も観葉植物には気を付けるようにしてください。種類によって性質が異なると思うのでその都度調べることが大切だと思います。

 

もし、ペットが観葉植物を食べてしまった場合は?

直ぐに動物病院で見てもらってください。その時に

・植物の種類

・食べた時間

・食べた量

以上のことを伝えるようにすると良いと思います。

 

ペットも観葉植物もどちらも大切なものなのでうまく共存するようにしてください。我が家には犬が一匹いますが、今のところ事故もなく、共存することができています。毒性のない観葉植物を食べてもペットはお腹を壊しますし、観葉植物も致命的なダメージを負うこともあると思います。双方のためにも暮らしやすい環境を用意してあげるのが一番だと思います。

 

NHKでは放送しているお勧めの趣味の園芸のコーナー2選

NHKでは趣味の園芸という長寿番組があります。

ガーデニングや花の育て方や家庭菜園や公園などの植物や園芸の情報が盛りだくさんの番組です。

その中でも私がおすすめしているのは以下の2つです。

稲垣吾郎 グリーンサムへの12か月

これ、かっこイイぜ! 

 

稲垣吾郎 グリーンサムへの12か月

元スマップ、新しい地図稲垣吾郎さんがグリーンサムを目指すためにいろいろな園芸家から植物の知識や技術を習う番組です。グリーンサム(Green thumb)とは、園芸大国イギリスで「園芸名人」を指す言葉です。どんな植物でも生き生きと育てる、緑と仲のよい人をそう呼ぶそうです

今のレギュラーは稲垣さんですが、去年は山本美月さん、一昨年は氷川きよしさんでした。

今までは1年ごとにレギュラーが交代しているので恐らく稲垣さんも来年の3月で交代してしまうと思います。

毎回違うテーマの話が聞けたり、稲垣さんと園芸家の方との掛け合いが面白い番組になっています。

 

これ、かっこイイぜ! 

滝藤賢一さんがいろいろな園芸家の方から面白い植物を紹介してもらったり、育て方のアドバイスをもらう番組です。多肉植物塊根植物アガベ、ユーフォルビア、熱帯植物などが登場します。個性的な植物を紹介されることが多くとても楽しく見ることができます。個人的には滝藤賢一さんが面白く、彼自身が一番カッコいいと思っています。放送自体が不定期なのであまり見る機会が少ないのですが、毎回録画して楽しんでいます。

 

趣味の園芸は他にもいろいろと面白いテーマが放送されているので園芸、ガーデニングが趣味の人におすすめのテレビ番組になっています。

また、毎月21日には雑誌でも「趣味の園芸」を発行しているので、併せて見るととても参考になります。

ぜひ、チェックしてみてください。

室内で管理する植物と屋外で管理する植物

植物を育てるときに置き場所は注意しなければなりません。植物によって必要な光の強さが違うからです。太陽の強力な光が好きな植物もいれば、強すぎる光で枯れてしまう植物もいます。植物を購入する前に必ず調べる必要があります。植物を購入してから置き場所がないと悲惨なことになります。

また、多くの植物は寒さに弱い傾向があります。

種類によりますが、10℃以下、5℃以下、0℃以下になったら室内に移動する必要がある植物が多いです。そのため、夏での置き場所、冬での置き場所の両方を調べておきましょう。

また、個体によっては年中屋外でも平気な植物もいます。

逆に寒さに弱い個体もいるので、気温に関しては参考程度に収めたほうがいいかもしれません。

 

年中室内で管理する植物の一例

・パキラ

・ガジュマル

モンステラ

・フィロデンドロン

アンスリウム

・フィカス

夏は屋外で管理する植物の一例

・パキポディウム

・ドルステニア

・断崖の女王

・亀甲竜

多肉植物

 

年中野外で管理する植物の一例

・大きく育ってカネノナルキ

・大きく育ったアロエ

 

私は気温10℃以下になったら多肉植物塊根植物はすべて室内に移動しています。しかし、街中を見ると真冬でも多肉植物の植木鉢を屋外に置いたままの人もたくさんいます。それでも枯れずに春を迎えているので、個体や成長具合で従来の気温を下回っても平気な個体もいます。

しかし、それでも不安なので寒くなったら室内に入れてしまう方が無難だと思います。

また、室内管理の植物を屋外管理することもできます。

私が育てているパキラは真夏の直射日光が良く当たる場所に置いていました。するとこの夏だけで大きく育つことができました。パキラは強い光を浴びると葉焼けをしてしまうと言われています。しかし、私のパキラは見事に成長してくれました。

もちろん葉焼けを起こす原因になるのでお勧めはしませんが、一概にネットの情報だけでなく実際試してみることも大切だと思います。

 

 

観葉植物を育てるメリット、デメリット

園芸というのは、最も流行っている趣味の一つに言えます。

植物を育てることに関して、テレビや雑誌などによく掲載されています。

私も多くの植物を育てています。また、趣味にしなくても部屋の中に観葉植物を置いている人は多くいると思います。

この記事では観葉植物を育てるメリットとデメリットを考えてみました。

主観で書いているので当てはまらない人もいると思います。

 

メリット

・成長が楽しい

・気持ちが落ち着く

・植物の知識が増える

・人とつながりが持てる

 

デメリット

・世話がめんどくさい

・枯れるとショック

・場所を取る

・お金がかかる

 

メリット

・成長が楽しい

 植物を世話すると植物は成長します。新しい葉や枝が出てくると嬉しくなりますし、花が咲いたりすると、達成感もあります。また、種や葉さしで増やすこともできるので、とてもやりがいがあります。

・気持ちが落ち着く

 植物を見ているだけで楽しい気持ちになります。特に自分が育てている植物が元気に育っているところを見るのは心が落ち着きます。

・植物の知識が増える

 植物を育てていくうえで植物の育て方や種類を書籍やテレビ、インターネットで調べたり勉強したりすることは当然必要になっていきます。その中で植物の知識は自然と身についていきます。好きなこと、興味があることの知識が増えていくことは楽しくもあり、脳が活性化しているような気がします。

・人とつながりが持てる

 植物に関するイベントは全国で行っています。またYouTube、ブログなどでコメントをしたりするなど、植物を育てているからこそ繋がれる縁もあると思います。

デメリット

・世話がめんどくさい

 植物は生き物で当然日々のお世話が必要です。水をあげなければ枯れてしまいます。他にも日当たり、風通し、肥料、植え替えなどを調べて適切な育て方をしなければなりません。適当にしているとすぐに枯れてしまいます。

・枯れるとショック

 植物はちゃんとお世話をしていても枯れてしまうこともあります。急な寒さ、葉焼け、根腐れや害虫などであらゆる事で枯れてしまいます。大事にしていた植物が枯れてしまうと結構ショックです。何年も大切にしていた植物やお気に入りの植物なら尚更です。

・場所を取る

 植物を置くと意外と場所を取ります。室内に置けば住居スペースが狭くなりますし、ベランダに置けば洗濯物を置きにくくなります。少しならいいかもしれませんが、大量に植物を育てようとするとかなりのスペースを取ります。

・お金がかかる

 園芸は比較的に安価で始めることもできます。しかし、沼にハマると大変なことになります。1株で数千円から数万円の植物もあります。塊根植物なら1株3000円くらい普通です。大きい株だと3万~5万もざらにある恐ろしい世界です。

 

まとめ

今回は植物を育てるメリットとデメリットを紹介しました。しかし、どんな趣味にもメリットとデメリットはあると思います。そこをうまく付き合いながら趣味を楽しめばいいと思います。